「消費税をあずかる」とは?
消費税は、日常生活の中で、
- 買い物をする
- 物を借りる
- サービスを受ける
ことにかかる税金です。
買い物でいえば、コンビニでお弁当を買うとき、
「お弁当を買うお金を出せるなら、そのお弁当の代金の8%、税金を負担してください」
という税金です。
お弁当を買うためにかかる消費税は、コンビニのレジでお会計をするとき、お弁当代金と一緒に支払います。
レジの向こう側で、コンビニの店主さんは、お客さんから「消費税を預かり」ます。
店主も消費税を支払う?
コンビニの店主さんはお客さんから消費税を預かりますが、預かるだけではありません。
店主さん自身が支払うこともあります。
- コンビニの本部からお弁当を仕入れるとき
- お店を借りる家賃
- 店内を涼しくするためのエアコンの電気代
- お弁当を温めるための電子レンジやお店をいつもきれいにするための掃除道具を買う代金
など、コンビニの店主さんは、日々、たくさんの経費を支払っています。
その経費を支払うときに、消費税も一緒に支払っています。
消費税を収める
コンビニの店主さんは、事業年度が終わると
「今期の売上はいくらだったかな? 仕入はいくらだったかな? 儲けはいくらだったかな?」
と決算書を作ります。
決算書を作ると同時に、お客さんたちから「預かった消費税」と、自身が「支払った消費税」を集計します。
そして、その金額を「消費税及び地方消費税の確定申告書」に書きます。
「消費税及び地方消費税の確定申告書」には「預かった消費税」から「支払った消費税」を差し引いた金額を書く欄があります。
そして、ここに書いた金額を税務署に納めるのです。
消費者が支払った消費税はこうして国に納められていきます。
※わかりやすくするために、文中、省略したり、言い換えたりしている部分があります。